中国で新たに「元慰安婦」が名乗りでる

Chinese woman breaks silence on sex slavery horror (Reuter AlertNet - 25 Jun 2007 )


 中国東部に住む Zhou Fenying さんが何十年もの沈黙を破り、「元慰安婦」であったことを公表し、当時の過酷な日常や何十年も自分の中に秘めてきた日本兵への憎しみの思いなどを語った。
 Zhouさんは、22歳のときに、姉妹、義理の姉妹とともに、旧日本軍に連行され、2ヶ月間、「慰安所」で性奴隷として強姦され続けたという。中国人元「慰安婦」のLei Guiyingさんが今年4月に亡くなられたことを知って、Zhouさんが自分の体験を語りたいと思うようになったと、Zhouさんの息子は語った。

我々オーストラリア人が恥ずかしくも無視してきた「戦時性奴隷制」

Our forgotten shame of wartime sex slavery (The Sydney Morning Herald - June 23, 2007)


 オーストラリア国立大学で発行された論文で、同大学太平洋史学科名誉教授ハンス・ネルソン博士は、オーストラリア人は、偶然か意図的にかはわからないが、「慰安婦」に関する議論にラバウルの証拠を使ってこなかった、と語った。

 ネルソン博士が収集した証拠は、日本人軍医の手記、ラバウルに従軍していた日本兵の回想、朝鮮人慰安婦の証言、ココダトレイルで捕虜になった日本兵の供述、ニューギニア人捕虜およびオーストラリア人捕虜の供述などである。

 今回、"ラバウルで、二年間、"consolation units(仮訳:慰安部隊)"が活動していたことに言及した記事はオーストラリアでは出なかった。

 当時、ニューギニアはオーストラリアが委任統治しており、ラバウルはその行政の中心地だった。1942年1月、日本軍は、ラバウルを1日で占領し、約1,000人を捕虜にし、トール・プランテーションでは160人を虐殺した。1945年のラバウル再占領前後、オーストラリア人は、自国民捕虜に起きた出来事を知りたがったため、売春施設にそれほどの関心をもつことはなかったが、それは別として、日本人捕虜たちはラバウルに最高20軒の売春施設があったとしており、文書によって、時間、料金およびルールが定められていた。
 ネルソン博士はこう語る。「ラバウルにおけるこの犯罪の大きさを算出することは困難である。慰安婦になることを承知の上、自分の意思で、ラバウルに行くことを選択した女性が何人いるかを知ることは不可能だが、いたとしても少数だろう。2,000人以上の女性が騙されて最も過酷な形で強制売春されられたのが事実だろう、兵士の要求に昼も夜も応えさせられたのだ。
 多くの慰安婦が負傷し感染症に罹患した一方で、生きて帰国できた者はほとんどいなかった。日本兵の性欲を満たすためにラバウルに送り込まれた女性の死亡率は、第二次世界大戦を戦ったどのオーストラリア部隊の死亡率より高かったと思われる。」


ネルソン博士の論文(GMcC氏の紹介文つきで、"Japan Focus"に掲載されたもの)
The New Guinea Comfort Women, Japan and the Australian Connection: out of the shadows
Hank Nelson Japan Focus

 
 
(緊急追加)

旧日本軍戦争犯罪−アメリカの批判に、日本イライラ

Japan Bristles at U.S. WWII Criticism (TIME with CNN - Jun. 25, 2007)
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1637191,00.html

下院の審議が迫ってきて、海外でもニュースが配信され出しました。

中川昭一自民党政調会長
『我々にとって、これは大きな頭痛の種だ。アメリカ人に君たちは戦争中フェアだったのかと質問したい。それが「もうお互い止めにしよう。」と私が言う理由だ。』
 
◆加藤駐米大使
『(決議案は)日米関係にとって有害だ。』
 
◆麻生外務大臣
『遺憾である。』



テンプル大学日本校 、現代日本研究所所長 Robert Dujarric氏
『10段階で言うなら、決議案の影響は1か2ってところでしょうか・・・「日米関係変化なしですね」。』

 
ここでも、やっぱり、"THE FACT"に名前を書いた40数名の国会議員の方々、南京大虐殺にたいしてトンでもない記者会見を開いた100名の自民党議員の方々、"a own goal"なんて言われちゃいました。しかも、『議員さんたちはオウンゴールだったことに全く気づいてない』とまで・・・原文でお読み下さい。

Earlier this month a group of nearly 50 Japanese lawmakers from both major political parties took out a full-page ad in the Washington Post asserting that there was no historical evidence to back up the "comfort women" allegations. Last week, an even larger group of legislators announced that they had determined that the death toll of the Nanjing Massacre — where Japanese soldiers slaughtered Chinese civilians over a three-week period — was just 20,000, one-tenth of the figure widely accepted among historians. Even without wading into the morass of what constitutes "historical evidence," such endeavors are plainly terrible for Japan's image abroad. "It really just makes the whole country look really bad," says Dujarric. "It's what you'd call an 'own goal' in soccer — and they seem totally oblivious to this."

 
あと、締めの文章が何ともはや・・・

Shoichi Nakagawa is correct when he says, of the ongoing disputes over historical controversies such the "comfort women," that "America has got nothing to do with this." But six decades later, the onus remains on Tokyo to apologize to Asia. If nothing else, it's just good PR.

 
(某掲示板風訳)
慰安婦問題とか、歴史の解釈で意見がわかれてるから今だにあ〜だこ〜だやってるんだろう?
アメリカ口出しすんな!」ちゅう中川(酒)の言い分はごもっともだけど、60年たってもアジアに謝罪せにゃならん日本政府とかどうよ?


まぁ、いいPRにはなったかもなw