許さん!絶対に許さん!

ALS告知せず死亡 長岡京の医師 義母の患者、呼吸器説明もなし京都新聞 2007年8月2日(木)

魚拓

長岡京の医師 義母の患者、呼吸器説明もなし


 全身の筋肉が動かなくなる神経難病「筋委縮性側索硬化症(ALS)」を発症した京都市西京区の女性に対し、親族で主治医の医師(54)が、病状の告知や人工呼吸器を使えば長く生きられることを伝えず、女性がそのまま死亡していたことが1日、分かった。「告知は最初から患者と家族に同時に行う」とする日本神経医学会のALS診療ガイドラインに反している。医師は「ALS患者に人工呼吸器を着けると寝たきりのまま、いつまでも生き続ける。命の選択を一律に本人に強いる風潮はこれでいいのか。問題提起をしたい」と話している。
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医師は今年5月号の医学雑誌「神経内科」に、近親者として義母のALSをみとった経過を投稿。

投稿受け付けるなよ。これどこの学会が出してんの?つっか、学会誌じゃないでしょ。


ここから先、わたしの感情垂れ流し


 ■本人の意志尊重が原則


 【解説】歩くことや話す機能を徐々に失っていく進行性の神経難病ALSは、難病中の難病として知られる。人工呼吸器を装着する人は、現在約3割とも言われ、今回の長岡京市の医師が言うように、人工呼吸器とともに生きるかどうか、患者が迷い、苦しんできたのは事実だ。医師に告知された時の衝撃と対応を怒りを持って振り返る人も多い。

 呼吸器なしなら数年の命であること、意思疎通も困難な寝たきりになることを事務的に伝えるだけの「貧しい告知」に対する患者、家族の批判は、この医師の「医師の心の痛みを伴わない、一律の自己決定至上主義でいいのか」との言葉に響き合う。

ここの説明は納得がいかない。

あのなぁ、「難病中の難病」ってなんだよ。つっか、「難病」ってなんだ?軽々しく使うな。厚生労働省が指定してない「治癒の方法がまだない希少疾患」は山ほどある。そんな穴だらけの「難病指定」だって、外された疾患があるし、新しい疾患を認定しようともしてないぞ。そっちを問題にしろ。

それからな。告知がマトモにできないのは医師が未熟だからだろ。でもな、心の痛みを伴わない医師なんてほとんどいないんだよ。治癒しない進行性の疾患なんだから、医師と患者の意思疎通がうまく行かなくなることなんていっぱいある。医師と患者が共同して病気と戦っていくって体制がないことを問題にしろよ。


2007年8月2日 京都新聞31面 『患者の尊厳無視』

ここから、このクソ人間のインタビューを引用する。感情垂れ流しのツッコミが入るが許してほしい。

医師との一問一答は次の通り。

−医学誌に投稿したのはなぜか。

「日本神経学会のガイドラインは家族に決めさせないということ。呼吸器を使うメリット、デメリットを患者さんの納得がいくまで説明せよとあるが、自己決定至上主義に疑問を感じた。日本の医療界でこんなことをいうのは僕だけで、つまはじきされないかとも思う」

家族に決めさせないってなんだよ?家族の決定に患者は従わなきゃならんのか?なぜ?

「自己決定至上主義」って何?疑問を感じたら、なぜ学会で言わない。おまえは、つまはじきにされたらいいよ。

−患者は終末期だったのか。

「ALS告知は、がんの終末期とは決定的に違う。人工呼吸器で管理すれば行き続けることができる。ALSは知的にも意思もずっとクリアだ。」

−なぜ告知をしなかったのか。

「このまま死ぬか、地獄の苦しみのまま生きるかを自己決定させることになる。動けなくなるけど五年は生きられるとか、医師が患者にためらいなく言ってしまうのが通常だ。家族にしてみればためらう。言うに耐えない。(義母は)普通の人。患者の性格の強い、弱いをみて告知を判断すべきと 言っているのではない。選択を本人にさせるのは過酷だと言っている。」

「このまま死ぬか」か「地獄の苦しみのまま生きるか」の二択か? 地獄の苦しみってなんだよ。あのな、見放してるのは、おまえだろうが。「家族がためらう」とか選択を「本人にさせるのは過酷だ」とか甘いこと言ってんじゃないよ。ためらおうが、過酷だろうが、たとえ地獄の苦しみの中を生きようが、患者は生きていくんだよ。「死にたい!」って気持ちと戦いながら、「家族に申し訳ない」って気持ちにメゲそうになりながら、生きてるんだよ。

もしかしたら、生きてるうちに「治療法」が見つかるんじゃないかって思いながら生きてるんだよ。自分のために生きてるだけじゃない。自分が愛する人のために生きてるんだ。

おまえは人間としては最低だが、専門医だろ。「治療」や「治癒」をはなから諦めてんじゃないよ。そんな腑抜けた考えなら、神経内科医なんかしてるんじゃないよ。

−最後の様子は。

「最後まで普通に会話ができた。向こうから余命や病状を問われたことは一度もない。」

全然、余裕で、生きられるじゃないか。お義母さんは、これから楽しいことをいっぱいできたじゃないか。身体が動かなくなっても、他人から見て地獄でも、生を満喫することはできる。周りからの支えと愛情があれば、どんな逆境だって生きていける。生きていきたいと思う。死にたいと思うのは生きていたいことの裏返しだ。そんなこともわからんか?


感情垂れ流しですいません。でも、わたしは、こいつを絶対に許せないんです。