あるロラの話

Lola Dolor, Survivor of Japanese WWII Rape Camp


時間がなくて、聞き取りや翻訳まで手が回りません。英語はわかりやすいと思います。


(ちょっと追記)

秦郁彦氏の著作より

 ヘンソンを含む二一人の元慰安婦の証言(前述)を見ると、彼女たちの身の上話は、ヘンソンと大同小異で、横田雄一弁護士の解説では他地域に比べて「被害者と軍とのあいだに民間業者などが介在する余地はまったくなかった。軍の移動中における偶然の遭遇、計画的と思われる女性の自宅への襲撃、作戦行動中の強制連行など、軍の末端組織が……有無をいわせず暴力的に女性を(駐屯地へ)拉致*1」しているのが特徴とされる。


秦郁彦慰安婦と戦場の性』、新潮社、1999年、194ページ)

 彼女たち(引用者注:フィリピン人元「慰安婦」たち)の申し立ての多くは事実を反映していると想像するが、逆に傍証のために死者たちを呼び戻す方法もない。…

  (中略)

 彼女たちが概しておおらかで、またカトリックの影響からか、日本人を許すと寛大な気持の人が多いと指摘する人もあり、いささか救われる思いだが、ヘンソンは著書の中で、「大儲けしようって魂胆ね」とののしられた経験も書いている。


秦郁彦慰安婦と戦場の性』、新潮社、1999年、196〜197ページ)


*1:

フィリピンの日本軍「慰安婦」

フィリピンの日本軍「慰安婦」