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ハードより受け入れるハート…明花さん入学 荒井・奈良県知事が祝福

(読売新聞 関西発 - 2009年7月24日)

 脳性まひで車いす生活を送る奈良県下市町の谷口明花(めいか)さん(12)が、町立下市中の就学通知書を渡され、正式に入学が認められたことについて、同県の荒井知事は23日の定例記者会見で、「本当に良かった。人がお手伝いや工夫さえすれば、どこでも住めるようになるのが良い社会」と話した。

 同町は、バリアフリーが整っていないことを理由に入学を拒否していたが、荒井知事は「(健常者と障害者が共に暮らす)ノーマライゼーションにはハード整備よりも一般の人の気持ちが大切だと思った」と述べた。