在特会が女性に罵声と暴力を加える


在特会会長 桜井誠氏の言い分はこうだ(氏のブログ『doronpa の日記』より引用。)

◆ 教会前で整然と抗議活動を展開する我々を前に、スペイン系と思われる白人女が通り過ぎながら隊列に中指を突き立てながら「fuckyou」を浴びせた。米国ならば犯罪として処罰される言葉「死ね!クダバレ」に匹敵する禁句であり、身柄を拘束して人民裁判にかけなければならない。

◆白人女を拘束しようとしたが警察に阻止され、その女は身柄の安全を保証されながら、反日の権化・聖イグナチオ教会にまんまと逃げ込んだ。

『白人女』などと書いている時点でもうアレなのだが、"Fuck you !"と叫んだくらいで犯罪として処罰される米国なんてのは存在しない。それに、『身柄を拘束して人民裁判』って何ですか?


当該女性がJapan Times にその時の様子を交えた読者の声をよせているがそれを読むとどうも在特会や主権を回復する会のほうから先にこの女性に「日本から出て行け!」と罵声を浴びせ、女性が言い返したら、ゲンコツやメガホンで殴られたとのことである。警備にあたっていた警察の素早い行動で、この女性はそれ以上の被害にあわなくてすんだ。

"These brave men in uniform of this country stand up to the uyoku on a regular basis. Why can't anyone else?

制服に身を包んだ彼ら勇敢なこの国の男性たちは日頃からが敢然とこのウヨクに立ち向かっている。ほかの人はなぜ立ち向かえないのだろうか。


在特会は理由はなんであれ、女性を言葉で侮辱し暴力を加えるという赦されない行為を働いているにもかかわらず、それらには触れていない。彼らの標榜する『行動する保守』の「行動」には暴力も含まれていると受け止めれられても仕方がないだろう。

それに、カトリック教会と記事を乗せたJapan Times を「反日組織」として、なぜかカトリック教会ではなく"Japan Times"に抗議をしようと計画しているのが腑に落ちない。


◇関連ブログ記事
反日運動とキリスト教団体 (せと弘幸blog『日本よ何処へ』、2009年10月29日)


【10月30日追加】
在特会がまた何かやらかすそうです (『捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!』)