しんぶん『赤旗』おまえもか?

(この記事はかきかけです)


ははは、書いちゃった。反論来るだろうけど、おいらは少数派だろうけど、頭に来たから書く!


この日本共産党の機関紙、記事のほとんどが納得する内容だし、商業新聞が書かないこともズバズバ書いてくれるので、日本一優秀な大衆紙だと思うのだが、たまに「あれ?」というような記事を書く。


一つはBSEに関する記事。あんまり非科学的なことばかり書くので常々頭に来ている。


07参院選 日本共産党の農林漁業・食料政策 2007年7月14日(土)「しんぶん赤旗

BSE(牛海綿状脳症)全頭検査を維持し、安全・安心の食料を確保します


 アメリカのBSE対策のズサン*1さは、特定危険部位の除去*2、月齢20カ月未満*3という輸入条件に違反する米国産牛肉が相次いで検出されていることで、いよいよ明白です。ブッシュ政権は、「アメリカの牛肉は安全」と強弁し、輸出条件の緩和を執拗(しつよう)に求め、安倍内閣も、4月の日米首脳会談を前に全箱検査の廃止など条件緩和を約束しています。国民の健康と命より日米関係を最優先して、現在、国内で実施しているBSE対策を緩和することは許せません。

 米国産牛肉の輸入は、対日輸入条件が厳格に守られることが確認されるまで中止すべきです。当面、アメリカ産輸入牛肉の全箱検査を維持します。国内でのBSE「全頭検査」は、厚生労働省の毎年の政策実績評価書のなかでも、BSE感染牛を確実に発見できるとして評価されています*4自治体のおこなう「全頭検査」への補助金を08年度以降も継続します。


月齢20ヶ月未満というのは何の科学的根拠もない。日本で見つかった21ヶ月と23ヶ月の感染牛は、感染性がなかったことが確認されている。というか、ホンマに感染しとったんか?という代物である。別にブッシュ政権が強弁しているわけではなくて、「アメリカの牛肉は安全」である。とういうか骨格筋はもともと安全なのだ。
ちなみに、30ヶ月未満の牛を対象に迅速検査をしても感染牛を見つけることはできない。『全頭検査』は、まったくもって無駄な検査である。


なぜ日本国民がBSEに対する不信感を持ち続けるのか、その原因は厚生労働省の無策だったことをあたらためて追求してもらいたい。日本国内でのピッシング全廃をすぐにやってもらいたい。日本のBSEリスク評価をOIE*5国際獣疫事務局)へ申請してほしい。
ちなみに、この問題に対してマトモなことを言っている国会議員はつじもっちゃんだけ。


まあ、これはほぼ心理的な問題*6であり、すでに科学とは関係ないレベルまでいっちゃってるから、なかなか変わらんかもしれないけど(遺伝子組換え作物も同じ。反対してる人って進化論否定する人たちなの?)、


2007年8月19日の「しんぶん赤旗」日曜版の3面、これはマジで頭に来た。集金のおっちゃんに文句言ってやる(怒)

朝青龍騒動に直言

けがで夏巡業の休場届を出したはずなのに、母国モンゴルで元気にサッカー……。そんな横綱朝青龍関に対し、相撲協会は2場所の出場停止などを決めました。本人は「仮病」疑惑についての釈明や謝罪もないまま、周囲に心を閉ざしています。この問題をどう見たらいいのか。相撲に詳しい2人に聞きました。


朝青龍は、週刊現代の執拗な「八百長疑惑」記事、勝てば座布団が飛ぶ最悪な客の中、そして、もともと痛めていた左ひじと場所途中で痛めた腰、という圧倒的な逆境をはねのけ、名古屋場所で優勝したツワモノなのである。賞讃するべきである。

腰の疲労骨折の度合いがどれほどのものかは不明だが、日常生活に支障はないほどのものであって、MRI検査で見つかったのであれば、酷使をしなければ治癒する程度のものであり、お遊びサッカーができても何ら不思議ではない。
その辺の経緯などを中田英寿氏が自身のホームページに書いている。朝青龍 2007.08.10


8月1日 日本相撲協会から2場所の出場停止、4ヶ月間の減俸、長期の自宅謹慎を命じられた朝青龍が、そのショックからか「神経衰弱および抑うつ状態」と診断され、その後も「急性ストレス障害」と診断されたが、この状態の意味するところを理解しているのか?


日曜版の記事では、横野レイコ氏と松田忠徳氏のコメントが掲載されているが、おおよそマトモなものではない。横野氏のコメントは論外なので、松田氏のコメントから引いてみる。

 彼は高校生のときに日本に留学して以来、規律や品性を重んじる日本社会の特徴を学んできたはずでした。この4年半、横綱の立場にあるなかで、その地位にふさわしい自覚を、なぜはぐくんでこれなかったのか?


あのね、彼の祖国モンゴルも、規律や品性を重んじる社会じゃありませんか?彼は何年もの間、たった一人の横綱として、角界を背負い、優勝に優勝を重ねてきました。自覚がなければ達成できるものではありませんし、何よりその業績を褒めてやるべきではありませんか?

そのうえで、考えなければならないことがあります。角界の前近代的な体質です
(略)
相撲界にとって、朝青龍は貴重な宝です。・・・
”軟禁”状態にあるいまは、精神的にもつらいと思います。でも、そこから立ち直り、人間的にさらに磨かれれば、宝の輝きをいっそう放つことでしょう。


あのね、草サッカーしてただけで”軟禁”状態にしていいわけ?それが相撲界の宝、モンゴルのヒーロー、いや、一人の人間に対して許される行為だと思ってるの?


つぎに、記者のコメントを引用する。

「急性ストレス障害」と診断された朝青龍関には、ひとまず心の手当てが先決です。
(略)
不安定な精神状態のなかで無理に記者会見を開かせようとしても、症状を悪化させるだけです。これでは自分を真摯に見つめ直す機会にはなりません。
平穏な心を取り戻す過程のなかで、師匠・高砂親方と胸を開いて語り合い、科された処分や綱の重みをしっかりと受けとめるべきです。
相撲ファンや関係者は、「仮病」疑惑について本人からの説明と謝罪を待っています。精神的ショックから立ち直った際には、みずからのとった行動をきちんと説明しなければなりません。


あのさ、心の手当て受けてないですよ。今日の「アッコにおまかせ」で言ってましたが、睡眠導入剤10錠*7飲んで寝るとか、それでも熟睡感がないとか、はっきりいって相当重篤ですよ。診断した精神科医は入院治療を勧めてたんじゃないですか?寝ときゃなおる!とか時間が解決する!って性質の問題じゃないですよ。
それに、彼のマンションはマスゴミの取材陣が押しかけて、上をヘリが旋回してるらしいじゃないですか。たかが草サッカーしてただけでなんでそこまで追い詰められないといけないの?人権問題じゃないの?


無神経だよ、あんた!


朝青龍はもう理事長に謝罪してるし、これ以上謝罪する必要はありません。早く治療を受けさせてやってください。


それに、週刊現代ZAKZAK(産経)→ワイドショー、この経路で何か見えてきませんか?一人の人間を潰す手口が?

  


もう、怒りのために冷静さをすっかり失っております。乱文乱筆お許しのほどを。

参考になるサイト、ブログ

精神科医香山リカ氏は次のようにコメントしています(8.6)。
「今回の重い処分や厳しい批判を受けた反応性のうつ状態ということだろう。針のむしろでストレスが多い環境が、症状を悪化させかねない、ということも理解できる」
「この状況を招いた本人が謝罪会見*8もしないうちに診断結果が発表され、批判しにくいような状況になるのは、精神科医として複雑な気分だ。診断が隠れみの的に利用されるようなことはあってほしくない」

おまい、もう出てこなくていいよ。マトモな精神科医が診断を「隠れみの」とか言うか?臨床経験あんのか?

*1:現在はさらに強化されて違反は摘発されています

*2:生後4ヶ月の子牛の背骨は特定危険部位ではない

*3:国際的基準ではアメリカ牛の輸出に月齢制限はない

*4:OIEでは笑い者ですが

*5:今年の年次総会でもBSE問題に執拗に拘泥して各国からウザがられるのだろうか?

*6:安全の問題ではなく、安心の問題

*7:何を服用しているのかはわかりませんが、医師から処方された薬ならば、処方以上に飲んではいけません

*8:必要ですか?