Composite Report を追いかけて2

(2007年8月24日追記しました)
(2007年8月30日追記しました)
(2007年9月 4日追記しました)

文書公開のお願い、 Composite Report を追いかけての続報です。

「史実を世界に発信する会」関係

−返事はまだ来ていない。来週にも電話で問合わせをする予定。


−「史実を世界に発信する会」の事務局長 茂木弘道氏が、『正論』2007年7月号にて、

 『拝啓 マイク・ホンダ議員  公開質問状の回答はいつ届くのでしょうか』

との寄稿をされているので、この寄稿の内容を確認するべく図書館に問い合わせ中。"Composite Report on Three Korean Civilians, List No. 78, dated 28 March 1945, “Special Question on Koreans"なるものも出ているはずなので記載が確認できたら、茂木氏のブログにコメントを書く。


【お願い】『正論』2007年7月号をお持ちの方、この茂木氏の寄稿について情報をお寄せいただけると有難いです。


(8/24 追記)茂木氏の寄稿を読むことができました。"Composite Report・・・"についての記述がP.281にあることを確認して、茂木氏のブログにコメントを送りました。

出版物の調査

著者 タイトルなど Composite Reportの記述
朴 泰赫 醜い韓国人―われわれは「日帝支配」を叫びすぎる(1993年、光文社) 記述なし
秦郁彦 現代史の対決(2003年、文藝春秋 記述なし
秦論文 現代コリア1999年1・2月合併号 入手手配中入手、『慰安婦と戦場の性』と同じ*1
大師堂経慰 慰安婦強制連行はなかった(1999年、展開社) 入手手配中記述なし*2 8/30追記
大師堂論文 近現代史の授業改革5(1996年、明治図書 入手手配中入手 記述なし*3


(注1)現代コリアの秦論文は、秦氏が「アジア女性基金」に寄稿したが採用されなかったもの。
(注2)大師堂経慰氏に注目したのは、秦郁彦書『慰安婦と戦場の性』(1999年、新潮選書)、380ページおよび381ページの記述から(以下引用)

 しかし、面長の全員、駐在所巡査の大多数は朝鮮人だったから、極端な「強制連行」には歯止めがかかったはずである。当時の総督府官吏たちは、慰安婦の調達にこのルートを使おうとしても、面長と巡査が拒否したろう、強行したら暴動が起きたろう、戦後早々から対日非難が沸騰して報復をうけただろう、と語っている(9)。

(9)『近現代史の授業改革』5(明治図書、96年9月別冊)の大師堂経慰論文・・・・


(強調は引用者による)

−WEBで読める大師堂経慰氏の寄稿
WEB『正論』 元朝鮮総督府幹部が訴える 安倍総理、「河野談話」の取り消し決断を!(1)*4

Composite Report を見つける手がかり

テニアン島

白爺さんの白爺の独り言 テニアン玉砕(6)(収容所生活始まる)


−リー・パクド氏

カタカナ 英語 ハングル 漢字  
リー・パクド Li Pak-do?   李?  
  Lee Pak-do 이박도   (情報提供:ハムニダ薫さん、8/24追記)


【お願い】この表が正しく埋まれば、NARAで調査をする際の大きな助けとなります。ハングルができる方、ぜひ情報をお寄せ下さい。

*1:この論文は「これはひどい!」なので、記事にします 9/4追記

*2:この本は、大師堂氏の主張は100ページほどだが、その後に掲載されている、各社新聞記事など関連資料は貴重

*3:大師堂氏は元朝総督府官吏。けっこうガチの否定派

*4:(7)まである